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特定非営利活動法人ALMA(アルマ):(2/8) 動物にも優しい社会を
年間50万頭の殺処分
竹本由美子代表 2000年初頭は動物愛護の機運が高まりつつある時代でしたが、まだ譲渡という仕組みがありませんでした。センターに収容される犬猫の数は全国で50万頭を超え(2000年統計の殺処分数 犬25万頭、猫27万頭)、そのほとんどが殺処分をされてしまうという辛い現実を目の当たりにして、大きなショックを受けました。
同じ時、東京都動物愛護相談センターに30匹近くの捨て猫が収容されているという情報を聞いて「猫たちをすべて引き取りたい」と直接センターの譲渡担当者と交渉し、多くのボランティア仲間の助けを受けて、全頭の命を救うことができました。その後、当時のセンターの収容動物を扱う部署の課長からの助言を受けて、任意団体として登録をしたことがアルマのスタートです。
10年ほど任意団体として活動しながら、東京、千葉、埼玉、横浜市の愛護センターに譲渡先団体として登録し、「最後の砦」を目標として、状態の悪い高齢犬、病犬の引き取りも積極的に行ってきました。徐々に賛同者や協力してくれる人が増えてきました。

阿部 現在は法人化されていらっしゃいますよね?
竹本 2012年に法人化し、「一般社団法人アルマ」を立ち上げました。その後、2014年に「社団法人アルマ」と「NPO法人アルマ」へ事業分化しました。
社団法人アルマは『犬猫保護の啓発活動および東京ティアハイムの運営・保護活動』を行い、NPO法人アルマは『センターから犬猫を引き取り里親さんへ譲渡を行う』というように、それぞれの団体の役割や目的を分けています。
シェルターの運営には常駐スタッフ達のマンパワーがどうしても必要なので、ボランティアで来てくれている常駐スタッフへ給与を支払えるよう新しい仕組みを作りました。

新たなシステムで、安定した運営を
竹本 現在、常駐スタッフ9名と、トレーナーさんが5名います。トレーナーさんは日替わりで月曜~金曜の午後3時間来ていただいています。ボランティアさんの存在は本当にありがたいのですが、皆様ご厚意で来てくださっているのでどうしてもスケジュールは流動的になります。犬の朝晩のお散歩、ゲージの掃除、などのルーティーン業務は常駐スタッフが担当し、運営の中核を担ってくれています。ボランティアスタッフさんへの仕事の振り分けや管理対応も常駐スタッフの大切な仕事です。
阿部 ボランティアは無償というイメージをもっていました。
竹本 物販等の事業収益は、カレンダーやチャリティ商品の販売でごくわずかしかありません。事業収益を図るために事業分化を行い非営利団体のNPO法人アルマの保護犬猫をシェルターで預かり、管理するという形で、事業収入を得て、社団法人アルマが運営するアルマ東京ティアハイム(動物保護シェルター)の管理費、運営費などをまかなっています。
