研 究
NMN自主検査情報
急性経口毒性試験
要約
弊社NMN原料をマウスに投与し毒性を検査した結果、最大量を投与した場合も毒性は認められなかった。
試験実施施設
一般財団法人日本食品分析センター 多摩研究所
試験目的
検体について、OECD Guideline for Testing of Chemicals 420(2001)に準拠し、マウスにおける急性経口毒性を調べる。
試験概要
5週齢のICR系雌雄マウスに約1週間の予備飼育を行って一般状態に異常のないことを確認した後、試験に使用した。
検体投与用量として2000mg/kgを投与する試験群及び溶媒対照として注射用水を投与する対照群を設定し、各群につき雌雄それぞれ5匹を用いた。
投与前に約4時間試験動物を絶食させた。体重を測定した後、試験群には試験液、対照群には注射用水をそれぞれ20mL/kgの投与容量で胃ゾンデを用いて強制単回経口投与した。
観察期間は14日間とし、投与日は頻回、翌日から1日1回の観察を行った。投与後7及び14日に体重を測定し、Leveneの検定を行った、分散に差が認められなかったため、Studentのt-検定により群間の比較を行った。有意水準は5%とした。観察期間終了時に動物すべてを剖検した。
1)死亡例
雌雄ともにいずれの投与群においても、観察期間中に死亡例は認められなかった。
2)一般状態
雌雄ともにいずれの投与群においても、観察期間中に異常は見られなかった。
3)体重変化(表-1及び2)
投与後7及び14日の体重測定において、雌雄ともに試験群は対照群と比べ体重値に差は見られなかった。
4)剖検所見
観察期間終了時の剖検では、雌雄ともにすべての試験動物に異常は見られなかった。
5週齢のICR系雌雄マウスに約1週間の予備飼育を行って一般状態に異常のないことを確認した後、試験に使用した。
検体投与用量として2000mg/kgを投与する試験群及び溶媒対照として注射用水を投与する対照群を設定し、各群につき雌雄それぞれ5匹を用いた。
投与前に約4時間試験動物を絶食させた。体重を測定した後、試験群には試験液、対照群には注射用水をそれぞれ20mL/kgの投与容量で胃ゾンデを用いて強制単回経口投与した。
観察期間は14日間とし、投与日は頻回、翌日から1日1回の観察を行った。投与後7及び14日に体重を測定し、Leveneの検定を行った、分散に差が認められなかったため、Studentのt-検定により群間の比較を行った。有意水準は5%とした。観察期間終了時に動物すべてを剖検した。
1)死亡例
雌雄ともにいずれの投与群においても、観察期間中に死亡例は認められなかった。
2)一般状態
雌雄ともにいずれの投与群においても、観察期間中に異常は見られなかった。
3)体重変化(表-1及び2)
投与後7及び14日の体重測定において、雌雄ともに試験群は対照群と比べ体重値に差は見られなかった。
4)剖検所見
観察期間終了時の剖検では、雌雄ともにすべての試験動物に異常は見られなかった。
美白・抗老化・抗酸化試験
要約
NMN(Nicotinamide mononucleotide)を細胞に添加すると、
□ 陰性対照と比較し、チロシナーゼ活性阻害率が有意に増加した。
□ 陰性対照と比較し、エラスターゼ活性阻害率が有意に増加した。
□ 陰性対照と比較し、活性酸素種(DPPH)消去率が有意に増加した。
上記より、NMN(Nicotinamide mononucleotide)は美白・抗老化・抗酸化を視野に入れた原料として可能性をもつと考えられた。
試験実施施設
株式会社きれいテストラボ
試験項目
□チロシナーゼ阻害活性
□ エラスターゼ阻害活性
□ 活性酸素(DPPH)消去
試験概要
加齢した人の皮膚では、しみやしわやたるみなどの老徴が観察される。しみ、すなわち表皮におけるメラニン の蓄積にはメラノサイトにおけるチロシナーゼ活性が重要な役割を果たしている。また、しわやたるみの一因 である皮膚弾力(ハリ)の低下には、真皮線維芽細胞が産生する弾力線維(エラスチン)を分解するエラスター ゼ活性が関与していると考えられている。加えて、しわやたるみの原因の約 80%は長期紫外線曝露による光老化であると言われている一方、紫外線が皮膚に惹起する様々な現象は、活性酸素種を介していることが知られている。このため、光老化対策を考える上で活性酸素種の消去は重要な位置づけにあると言える。そこで本試験では、被験物質の、チロシナーゼ阻害活性・エラスターゼ阻害活性・活性酸素種(DPPH)消去能を評価し、 被験物質のアンチエイジング化粧料への活用の可能性を検討した。
放射能検査
要約
弊社NMN原料の放射性ヨウ素(I-131)および放射性セシウム (Cs-137, Cs-134)の分析をおこなった結果、いずれの放射性物質も確認されなかった。
試験実施施設
一般社団法人 農民連食品分析センター
試験項目
放射性ヨウ素 I-131
放射性セシウム Cs-137
放射性セシウム Cs-134
試験概要
「緊急時における食品の放射能測定マニュアル」(厚生労働省医薬局食品保険部監視安全課 平成14 年3月)、および文部科学省放射能測定法シリーズ「No.7ゲルマニウム半導体検出器によるγ線スペクト ロメトリー」(平成4年改訂)」、厚生労働省医薬局食品安全部監視安全課「事務連絡-検査における留意 事項について-(流水による洗浄)」(平成23年3月18日)、を基に、ゲルマニウム半導体検出器を用いた 放射性ヨウ素(I-131)および放射性セシウム(Cs-137, Cs-134)の測定を実施した。 核種の定量には、数 学的効率作成プログラム「LabSOCS」による効率校正を使用した。
サーチュイン検査
要約
22回にわたるヒト検査で、NMNを3ヶ月間投与すると有意にサーチュイン遺伝子が活性化することが確認された。
試験実施施設
免疫分析センター株式会社
試験項目
全血からRNAを抽出し、定量RT-PCR法により遺伝子発現量を測定する。
試験概要
採取した検体(凍結全血2.5 cc)からRNAを抽出し、定量RT-PCR法によりサーチュイン遺伝子発現量を測定する。血液中の細胞を溶解しRNAを抽出し、RNAを逆転写し得られたcDNAを鋳型に定量PCRを行う。その際、Β-actin遺伝子を内部標準として用い、SIRT1遺伝子発現量を相対定量する。試験では、SIRT1遺伝子発現量の異なる2種の細胞株をコントロールとして同時に測定する。また、複製サンプルのばらつき示すCt値(PCR増幅産物がある一定量に達したときのサイクル数)の変動係数(CV)は平均約1%である。
体内部位別吸収検査
要約
胃、舌下、腸の各部位NMN吸収効率を、血液内NAD+レベル測定により試験した。その結果、胃吸収を基準とし、舌下で1.1倍、腸で6倍も吸収効率が上昇することが確認された。
試験実施施設
試験実施施設株式会社先端バイオ医薬研究所
試験項目
胃、舌下、腸の各部位からのNMN摂取前後の血中NAD+の変化を測定する。
試験概要
血清中の総NAD+/NADH 量、NADH 量および NAD+ 量の定量および、NAD+ とNADH の比率を測定する。抽出バッファーを用いて調製した細胞ライセートを加熱処理することにより、細胞内 NADH 量のみを定量することができ、別途測定した総 NAD+/NADH 量からNADH 量を差し引くことで、細胞内 NAD+ 量を求めることが可能となる。採血後に血清を分離し、限外ろ過にてタンパク質を除去した後、比色法にて総 NAD+/NADH 量を測定する。加熱処理によりNAD+は分解するため、血清中のNADH 量のみ定量することができる。総 NAD+/NADH 量からNADH 量を差し引くことでNAD+量を算出することが可能となる。