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‍NMNの化粧品が持つ効果とは?化粧品の選び方や購入時の注意点を解説

‍NMNの化粧品が持つ効果とは?化粧品の選び方や購入時の注意点を解説

NMN(ニコチンアミドモノヌクレオチド)は、枝豆やブロッコリーといった野菜類などにも含まれる、ビタミンに近い成分です。老化と関係が深いサーチュイン遺伝子(別名:長寿遺伝子)を活性化する作用があるため、「抗老化作用が期待できる成分」としてご存じの方もいらっしゃるかもしれません。‍NMNを体内に取り込む方法としては、サプリメントの利用や点滴などがよく知られています。最近は、NMN配合の化粧品も多数販売されているため、より手軽にNMNを利用できる機会が広がったといえるでしょう。‍そこでこの記事では、NMNの美容効果に迫り、NMNが配合されている化粧品を選ぶときの注意点やポイントなどを解説します。

【この記事の監修者】

監修者プロフィール

井林雄太(いばやし・ゆうた)

総合病院勤務。大分大学医学部卒。日本内科学会認定内科医、日本内分泌内科専門医、日本糖尿病内科専門医の資格を保有。現在は医師業務のかたわら、正しい医療情報を伝える啓発活動も市民公開講座など通して積極的に行なっている。

Contents

NMN(ニコチンアミドモノヌクレオチド)は、枝豆やブロッコリーといった野菜類などにも含まれる、ビタミンに近い成分です。老化と関係が深いサーチュイン遺伝子(別名:長寿遺伝子)を活性化する作用があるため、「抗老化作用が期待できる成分」としてご存じの方もいらっしゃるかもしれません。

NMNを体内に取り込む方法としては、サプリメントの利用や点滴などがよく知られています。最近は、NMN配合の化粧品も多数販売されているため、より手軽にNMNを利用できる機会が広がったといえるでしょう。

そこでこの記事では、NMNの美容効果に迫り、NMNが配合されている化粧品を選ぶときの注意点やポイントなどを解説します。

NMNの化粧品?どのような美容効果があるのか

まず、NMNを化粧品として取り入れた場合に、どのような美容効果が期待できるのかを見ていきましょう。

NMNを摂取することでNAD+の生成がサポートされる

NMNをサプリメントや点滴、化粧品などから摂取すると、速やかにNAD+(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド)に変換されます。NAD+は、NMNの抗老化作用の中心的な役割を担うほか、細胞内のエネルギー産生やサーチュイン遺伝子の活性化にも欠かせない成分です。

NAD+は年齢とともに減少しますが、NAD+の前駆体であるNMNの摂取により体内のNMN量を増やせることが明らかになっています。実際に、NMN水溶液をヒトの皮膚培養モデルに塗布してその効果を検討した試験では、肌細胞内のNMN量が100倍に、NAD+の量が4倍に増加したことが報告されました。

細胞内のNAD+量が増加すると、エネルギー産生やサーチュイン遺伝子の活性化がうながされるため、加齢にともなうさまざまな変化を抑えられる可能性があります。

とりわけ、サーチュイン遺伝子は、若々しく美しい肌の育成に深く関係する遺伝子です。NMNを肌から取り入れて細胞内のNAD+量を増やせば、年齢を感じさせないハリのある肌作りも夢ではないでしょうかもしれません。

肌トラブル改善や新陳代謝の向上の可能性

NMN配合の化粧品を使用すると使用すると、加齢にともなう肌トラブルの改善や新陳代謝の向上にも良い影響があると考えられています。

前述のNMN水溶液を用いた試験では、NMNを塗布するとサーチュイン遺伝子が活性化され、天然保湿因子の産生が促進されることが明らかになりました。そのため、研究者らは、NMNの塗布で皮膚の老化が予防できる可能性があると結論付けています。

引用:著者:服部研之(慶応大薬)、青柳良平(慶応大薬)、伊達朗(P&Gジャパン)、阿部芳廣(慶応大薬)、田村悦臣(慶応大薬).「NAD生合成の前駆体・ニコチン酸アミドモノヌクレオチド(NMN)のヒト皮膚表皮の分化に及ぼす影響」論文.2013年

http://nenkai.pharm.or.jp/133abst/30amD-216.pdf

また、メラニン細胞を用いた他の研究では、加齢にともなう過剰な色素沈着がNMNによって抑えられる可能性が示唆されました。

さらに、NAD+は多くの細胞の新陳代謝にも関与しているため、NMNを塗布すれば新陳代謝の乱れにともなう肌トラブルの改善にも役立つでしょう可能性があります。

食事やサプリメントよりも吸収率がいい

上記で説明した成分は、食事やサプリメントでNMNを含む食品を摂取することで同様の効果を得られることができます。

それでもNMN配合の化粧品をおススメする理由としては、栄養素の吸収される順番が影響しています。

食事やサプリメントで摂取した栄養は、人間の生目生きるための活動に必要な部分、例えば血液や脳、筋肉などから消費されていきます。

一方、肌や髪へ栄養素が届くのは最後になってしまいます。

しかし、化粧品を使うことでより直接的に肌へのNMNの吸収が期待できます。

実際に、NMN美容液を角質層に与え場合、細胞内のNMN量が約100倍に増加し、NAD+の量も約4倍まで増加した研究結果も出ています。

NMNの化粧品には粗悪品も多くある

日本でNMNが知られるようになったのは、2015年頃からです。また、2020年には食薬区分が改正されてNMNを「非医薬品」として扱えるようになったことから、数多くのメーカーがNMN製品の開発・販売に力を入れ始めました。

抗老化作用が期待できるNMNはメーカー側から見ても魅力的な成分で、現在ではサプリメントや点滴、化粧品などさまざまなNMN製品が流通しています。

しかしながら、NMNの化粧品には粗悪品といわざるを得ない製品も少なくありません。事実、世界のNMN市場に流通しているNMN製品のうち、約7割は偽物だといわれています。また、原料が1㎏あたり数十万円と高価であり、NMNの純度が低い製品を販売している業者も多く存在するようです。

そのため、著しく価格の低い化粧品には注意が必要です。

粗悪な製品を購入しないように、NMNの化粧品を選ぶ際には次項で紹介するポイントをしっかり確認しましょう。

NMNの化粧品を選ぶ際のポイント

ここからは、NMNの化粧品を選ぶ際のポイントを解説します。

もちろん、成分内容のチェックは必須です。化粧品の成分表示は、配合量の多いものから順に記載するように定められています。したがって、より高い効果を求めるならば、成分表示の上位に「NMN」あるいは「ニコチンアミドモノヌクレオチド」の記載があるものを選びましょう。

また、NMNの純度も大切です。NMN製品の品質は純度に比例します。純度の低いものはそれだけ不純物が多いことになるため、安全性の面からもおすすめできません。可能であれば、致死性ショック危険性の検査やエンドトキシン検査を実施し、点滴製剤レベルの安全基準をクリアしているNMN原料を使用している製品を選ぶことをおすすめします。NMNの純度や原料の真正性などの確認については、のちの「品質保証に対する検査体制が整っているか」の項でも詳しく解説します。

なお、各種証明書を提示して信頼性をアピールしているメーカーもありますが、証明書があることと高品質であることは、必ずしもイコールではありません。なぜなら、証明書は簡単に偽造できるからです。

実際、偽造した証明書や信頼するに足りない証明書を提示しているメーカーは、存在します。そのような偽物に惑わされることなく、本当に効果が期待できる製品を選ぶためには、以下の点に注意しましょう。

信頼できるメーカーの商品であるかどうか

公式サイトが存在しないメーカーや、安全性に関するデータが表示されていない商品は信頼すべきではありません。また、問い合わせ先が明らかでない場合も同様です。ほんの少しでも不審な点があるメーカーからは、購入しないようにしましょう。

さらに、販売実績の有無や、臨床試験を実施しているかどうかの確認も大切です。もともと、原料メーカーや、化粧品などの製造・販売を手がけていたメーカーの製品であれば、より安心して購入できるでしょう。

配合されている成分は体に良いものか

NMNの化粧品を購入する際には、NMN以外の成分にも注意を向けなくてはなりません。

例えば、パラベンや鉱物油、合成着色料、合成香料、タルク、シリコン、ベルガプテンなどは化粧品によく使われる成分ですが、肌トラブルの原因になることもあります。

もちろん、これらが配合されている製品がすべて危険なわけではありません。しかし、肌への影響を考えれば、添加されていない(もしくは最小限に抑えられている)のが理想です。保存料や鉱物油、合成着色料などが添加されている製品の場合は、これらの成分が成分表示の後ろのほうに記載されているものを選びましょう。

品質保証に対する検査体制が整っているか

品質の高いNMN製品を取り扱っているメーカーでは、第三者機関による検査を実施して、その結果を公表しています。

品質や安全性を保障する代表的な検査は、「原料真正テスト」「急性毒性試験」「放射能検査」「アレルギーのためのパッチテスト」などです。特にNMN製品は偽物が多いとされるため、ロットごとに原料真正テストを実施しているメーカーの製品は安心して購入できます。

さらに、品質管理の基準(Good Quality Practice:GQP)・安全管理の基準(Good Vigilance Practice:GVP)などをクリアした工場で作られた製品なら、より一層安心です。

*監修者は以下の見出し「NMNの化粧品ならノルデステがおすすめの理由」に関与していません。

NMNの化粧品ならノルデステがおすすめの理由

NMNの化粧品は、さまざまなメーカーから販売されています。

弊社が販売するNMN美容液は、国内で実施されているNMN点滴の約80%で使用している原料なので安心安全です。

また、弊社ではNMN美容液&多機能ジェルを含むスキンケアラインを販売しています。

ここからは、日本初のリポソーム化NMN、3種類のヒト幹細胞培養液、7種の機能性ペプチドなどを配合した、美容液&多機能ジェルの特徴をご紹介します。

高純度(99.9%)の国産NMNを利用

ノルデステではNMNを原料から国内生産しているため、模造NMNが混入するリスクは一切ありません。また、最高純度99.9%という限りなく不純物の少ないNMNを生産し、化粧品をはじめとしたNMN製品に使用しています。もちろん、純度の値は日本国内の第三者機関による検査結果に基づくものです。

さらに、ノルデステではロットごとに原料真正テストを実施し、厳しい検査をクリアしたNMNのみを製品に使用しています。加えて、自主的に製剤レベルの安全性基準を設け、検査を実施しているのも大きな特徴です。

常温でも保存できる独自のNMN原料を製造

NMNは、熱にとても弱い成分です。そのため、通常は冷凍保存しなければ分解されしてしまい、NMN含有量もどんどん減少していきます。

しかし、ノルデステでは、オリジナルの特殊製法で熱に強いNMN原料の製造に成功。常温保存してもNMNの含有量がほとんど減少しないため、最後の1滴までその効果が維持されます。

日本初のリポソーム化したNMN美容液

ノルデステが開発した美容液&ジェルは、リポソーム化NMNを配合した日本初の化粧品です。

「リポソーム」とは、ヒトの肌となじみやすいリン脂質でできたカプセルにNMNを含む美容成分を閉じ込め、角質層まで届ける技術のこと。美容成分をリポソーム化すると、有効成分を新鮮な状態のまま角質層へ浸透させることが可能になるため、より一層NMNの効果を実感しやすくなりますると考えられます。

また、弊社の美容液&ジェルは、7種のバイオ系ペプチド、3種のヒト幹細胞培養液、NMNの効果を引き出す2種のシナジー成分を配合しているのも、大きな特徴です。リポソーム膜に包まれた13種の有効成分が細胞レベルで肌に働きかけ、若々しく美しい肌作りをサポートします。

NMN以外の栄養素を12種類配合

ノルデステの美容液&ジェルは、肌本来の魅力を引き出すために以下の12種類の栄養素を含んでいます。

肌のコンディションを整える「ヒト遺伝子組換ポリペプチド-66」「ヒト遺伝子組換ポリペプチド-67」「二コチノイルヘキサペプチド-44(プロスピン)」「合成ヒト遺伝子組換ポリペプチドー64」。

細胞増殖をサポートする「ヒト遺伝子組換オリゴペプチドー1」「合成ヒト遺伝子組換ポリペプチドー16」「合成ヒト遺伝子組換ポリペプチドー31」。

皮膚の再生力をサポートする「ヒト羊水細胞順化培養液」「ヒト骨髄幹細胞順化培養液」「ヒト線維芽細胞順化培養液」。

そしてNMNの効果を最大限サポートする「酒石酸ジメチルアミノエタノール」「アラントイン」。

これらにNMNも含めた計13種類の栄養素で、肌本来の魅力を引き出すことを最大限サポートしています。

まとめ

NMNは、抗老化作用が期待できる栄養成分です。細胞内に取り込まれたNMNはNAD+に変換され、エネルギー産生やサーチュイン遺伝子の活性化をうながします。最近は、NMNの美容効果に関する研究結果が相次いで報告されているため、化粧品としてのNMNのニーズは今後さらに高まることでしょう。

もっとも、NMNの化粧品には粗悪品も少なくありません。偽物や安全性に疑問のある商品を避けるためにも、購入前にはNMNの純度や配合量、第三者機関による適正な検査が行なわれているかなどを、しっかり確認しましょう。

NMNの化粧品はけっして安価ではありませんが、それに見合った価値があります。NMNの化粧品で、だれもがうらやむような魅力的な肌を手に入れましょう。

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